9月 02

9月、10月の読書会テキスト

(1)9月24日(日)読書会テキスト

許 萬元 (著)
『ヘーゲルにおける現実性と概念的把握の論理』 (大月書店1968年)
を読みます。
アマゾンで古書で簡単に入手できます。

ヘーゲル哲学の発展観を深い理解で提示してくれます。
発展とは何か
その「始まり」「途中」「終わり」とは何か
認識と実践とはどう関係するか
など

最重要なテーマが取り上げられています。

(2)10月22日(日)読書会テキスト

『アンティゴネー』 (岩波文庫) 2014/5/17
ソポクレース (著), 中務 哲郎 (翻訳) 

ギリシャ悲劇の古典を読みます。

岩波文庫の旧版(呉 茂一訳)と間違えないようにしてください。

ヘーゲルはこの著作を「あらゆる時代の芸術作品のうちで最も崇高、かつ秀抜」(美学)と評しています。
そして、この劇については、国家の法と家族の法との対立ととらえたり、人倫との関係でさまざまに論じています(『精神現象学』や「宗教哲学」や「美学」)。
それも参考にしながら読んでみます。

ヘーゲルがこの劇に言及している個所は多いのですが、
それを読んでいると、
彼が若かりし頃、親友のヘルダーリンと
ギリシャ世界について熱く語り合っていた様子が
目に浮かんできます。
ヘルダーリンが『アンティゴネー』をドイツ語訳していたことを今回知りました。

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