4月 09

 高校作文教育研究会は、昨年秋から1年間ほどの予定で、会のテーマを「聞き書き」として、聞き書きの可能性、授業で実践する際の具体的手だて、その課題などを検討しています。

 私たちの例会に、各地の中学、高校のすぐれた実践家10人ほどをお招きし、みなで共同討議をします。もちろん、生徒作品を丁寧に読みながら、具体的に考えましょう。

 この成果は、本年6月から雑誌「月刊 国語教育」に1年の連載の形で発表されることが決まりました。
 みなさんの積極的な参加を希望します。

 4月の例会では、東京の私学から正則高校と海城学園中学(社会科)の実践を検討します。共に、長期にわたって行ってきた実践で、すぐれた作品がたくさん生まれています。

 聞き書きの指導では、どのような準備と指導過程を必要とするのか。そこではどのような能力を獲得できるのか。またその課題は何か。生徒たちの成長を実際の作品に照らし合わせて検討したいと思います。

 参加希望者は以下に簡単な自己紹介(所属、年齢、国語、表現での問題意識など)を添えて申し込みください。
メールアドレス ko-nakai@js6.so-net.ne.jp
 
1 期 日    2009年4月26日(日)10:00?16:30

2 会 場   鶏鳴学園御茶ノ水校
         東京都文京区湯島1?9?14  プチモンド御茶ノ水301号
         ? 03(3818)7405 JR御茶ノ水駅下車徒歩4分
       ※鶏鳴学園の地図はhttp://www.keimei-kokugo.net/をご覧ください

3 報告の内容
(1)「学習旅行」で試みた「聞き書き」の取り組み
          東京 正則高校  宮尾美徳

 毎年二年生の三月に行う「学習旅行」で、今回は各クラスにICレコーダーを持たせ、現地のお話すべてを録音して持ち帰った。そして、それをクラス一同で文字に起こす「事後学習」を進めた。
 この試みは生徒の認識をどれだけ深めることが出来たのか、検討したい。

(2)海城高等学校における「総合社会」の目的と現在
?取材・フィールドワークで自らの研究課題に取り組んで?
                         東京 海城学園 林  敬

 併設の中学で3年間、週2時間の授業を通じて、生徒個々が関心のある社会問題に対して文献調査、取材、フィールドワークを通じてレポートを書かせてきた。
こうした学習によって、中学生がどのように成長し、社会や自己への認識を深めることができたかを検討したい。

4 参加費   1,500円(会員無料)

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