10月 13
この秋に2つの講演をした。
9月26日に仙台で宮城県私立中・高等学校 国語研究会研修会主催、
10月9日に会津若松で会津方部高等学校国語教育研究会主催のものだった。
いずれも国語科の先生方の研究会なので、
「今、国語科の教師として必要なこと、考えるべきこと」についてお話した。
偶然だが、いずれも3・11の東日本大震災の被災地である。
福島県では福島第1原発事故で避難区域の住民が県内外に避難したが、
会津若松では多くの住民が避難生活を続けている。そこで、以下を希望した。
東日本大震災で明らかになった課題に向き合うこと
教師自身が向き合い、生徒にも向き合わせる
もっとたくさんの生徒作品が出てくるべき
それが進まない理由は、それへの反対の方々が学校内部にも外部にもいて、それへの配慮で身動きが取れないことがある。
生徒や保護者の中にも、地域の中にも、教育会の中にも、反対の方々がいる。
管理職が本気で腹を据えて取り組んでくれないと、何もできないのが現状だ。
だから「できない」といってすますのではなく、
反対の方々との意見交換をし、それを公開していくことで、
議論を社会に広げていくことが必要だと思う。