9月 04

この夏は、中井ゼミ、ヘーゲルゼミのメンバーとともに、牧野紀之編『ヘーゲル研究入門』のテキスト3つを読みました。

『ヘーゲル研究入門』は、ヘーゲルの著作から『歴史における理性』(6ページほど)、『小論理学』24節の本文と注釈、付録が3つ、そして『精神哲学』の5節の原文と付録、これが原文で収録され、それに牧野が哲学上とドイツ語の文法からの設問や注解を細かくつけたものです。

これに取り組むのは、私の人生で4回目になります。おそらく最期になるでしょう。
今回の取り組みは、『ヘーゲル研究入門』に、中井の訳注と設問への回答、ヘーゲル哲学についての中井の解説や批判をつけて、新たな本として刊行する目的のためです。

この夏休みは、これらテキスト3つを丁寧に検討し、中井の疑問や考えをまとめました。
毎週3回で5週間にわたる長丁場でしたが、なんとか終わりました。
ヘーゲルに対して、今の自分の力の限り、まっすぐに向き合ったつもりです。

さて、今、それを終え、9月にはその成果を原稿にまとめることに専念します。

————————————————

9月以降の中井ゼミの日程は以下の通りです。

月の前半は、文章ゼミ+「現実と闘う時間」を行い、
月の後半では、読書会を行う予定です。
いずれも日曜日で、午後2時開始予定です。
オンラインでの実施予定

「現実と闘う時間」は、参加者の現状報告と意見交換を行うものです。

参加希望者は今からスケジュールに入れておいてください。また、早めに申し込みをしてください。
ただし、参加には条件があります。

参加費は1回2000円です。

読書会テキストはまだ未定です。決まり次第、このメルマガで連絡します。
なお、9月の読書会は中止の可能性があります。
9月は原稿を書き上げることに専念したいからです。
いずれにしても、決まり次第このメルマガで連絡します。

9月
 10日
 24日

10月
 8日
 22日

11月
 5日
 19日

12月
 3日
 17日

7月 22

9月以降の中井ゼミの日程が決まりました。

月の前半は、文章ゼミ+「現実と闘う時間」を行い、
月の後半では、読書会を行う予定です。
いずれも日曜日で、午後2時開始予定です。
オンラインでの実施予定

「現実と闘う時間」は、参加者の現状報告と意見交換を行うものです。

参加希望者は今からスケジュールに入れておいてください。また、早めに申し込みをしてください。
ただし、参加には条件があります。

参加費は1回2000円です。

読書会テキストはまだ未定です。決まり次第、このメルマガで連絡します。

9月
 10日
 24日

10月
 8日
 22日

11月
 5日
 19日

12月
 3日
 17日

7月 11

7月のヘーゲルゼミと読書会、8月の学習会の案内をします。

すべてオンラインで行います。

————————————————
1.7月17日月曜は午後2時開始

テキストが変更になりました。

(1)『自然哲学』を読みますが、読む範囲は以前お伝えしたのと
少し違いがあります。

テキストは岩波版全集の『自然哲学 下巻』から

基本的に本文と注釈を読んでください。
(「補論」も)は「補論」も読んでください。

C
「序論」
  351節(「補論」も)
  352節
a  形態
α 353節(「補論」も)
 β 354節 、
 γ 355節
δ 356節

b  同化
α 357節(「補論」も)
   358節
 β 359節
   360節
   361節
   362節
   366節(「補論」も)
 
c 類の過程
序論 367節
α 368節
 β 369節(「補論」も)
   370節
δ 375節
  376節 (「補論」も)

※なお、「a  形態」は外胚葉、内肺葉、中胚葉による説明と重なります。
 興味・関心がある人は、特に354節、355節の「補論」を読むとよいでしょう。
 ビシャの『生と死の生理学研究』に言及があります。
 日本では三木成夫が有名です。

(2)ヘーゲル『精神哲学』 長谷川宏訳の作品社版
A「人間学」
a
 γ 401節、特に「口頭説明」部分(その後半121ページ以下)
   402節
b 403,404節
α 405,406節
 β 407408節
 γ 409,410節
c 411節、特に「口頭説明」部分(204ページ)
  412節
————————————————

2.7月30日の日曜午後5時から

『精神哲学』の第1編「主観的精神」の
B「精神現象学」への序論 413?417節
a
α 418節
 β 420節 、
 γ 422,423節

b 序論 424,425節
α 426,427節
 β 430?435節 、
 γ 436節

c 438,439節

C「心理学?精神」
a
α 446(「口頭説明」も)、447節
 β 420節 、
 γ 422,423節

b
α 426,472節
 β 473節(「口頭説明」も)
 γ 436節

————————————————

3. 7月23日の読書会午後2時開始

ヘーゲル『小論理学』24節を読みます。
これがヘーゲルの思考論、認識論です。
また付録3が、人間の「悪」を正面から取り上げた箇所であり有名です。

中井の訳注で読みます。 参加希望者にはお送りします。

————————————————

4.夏休みの8月の集中ゼミ

ヘーゲルをドイツ語で読んでみたい人にその良い機会です。
全体は量が大きいですが、そのどこに参加するかは、各自と相談して決めます。

歴史哲学の序文から一部、小論理学の24節、精神哲学の序論第5節

詳細は追ってお知らせします。

関心のある人は連絡してください。
何が可能かを相談したいと思います。

————————————————

いずれも参加希望者は連絡をください。

ただし、参加には条件があります。

参加費は1回2000円です。

6月 30

7月のヘーゲルゼミ(月曜日午後7時半より2時間ほど)と読書会(日曜日午後2時から2時間から3時間ほど)はオンラインで行います。その案内をします。

(1)7月のヘーゲルゼミでは、ヘーゲルの『精神哲学』の第1編「主観的精神」から、
A「人間学」、B「精神現象学」を、2回のヘーゲルゼミで読みます。
長谷川宏訳(作品社)で読みます。

『精神哲学』は、人間とは何かという最大の問題を扱います。
私は、人間と動物の違いを、発展過程の中から考えたいと思っています。
人間だけが自我を持ち、自己意識を持ち、思考が可能になりました。
それにはどういう意味があるのでしょうか。

大部の内容なので
読む範囲を限定します。
また基本的に、本文と「注解」にしぼり、「口頭説明」部分は範囲としません。
ただし、関心のある人はどこをどう読んでも構いません。
各自の関心で読んでもらえばよいと思います。
テーマは人間とは何かなのですから。

ただし、ゼミで取り上げる箇所は限定します。

(2)7月3日 ヘーゲルゼミ

『精神哲学』の第1編「主観的精神」から、
A「人間学」を読みます。

文庫本1冊ほどの分量がありますから
ゼミで読む箇所を以下にしぼります。

第1編への序論 387節 (「口頭説明」も読みます)
A「人間学」への序論 388?390節
a
α なし
 β 396節 (「口頭説明」も読みます)
 γ 402節
b 403,404節
c 412節 (「口頭説明」も読みます)

(3)7月17日(実施時間を変更します)のヘーゲルゼミ
『精神哲学』の第1編「主観的精神」から、
B「精神現象学」を読みます。
ゼミで読む箇所を以下にしぼる予定です。
これは変更がありえます。

B「精神現象学」への序論 413?417節
a
α 418節
 β 420節 、
 γ 422,423節

b 序論 424,425節
α 426,427節
 β 430?435節 、
 γ 436節

c 438,439節

(4)ヘーゲルゼミはいつもは晩の7時半から行っていますが7月17日は昼の時間帯に行います。
時間は決まり次第連絡します。

(5)翻訳について

当初は岩波文庫の船山訳で読む予定でしたが、長谷川宏訳(作品社)に替えます。
訳文がひどすぎるからです。
翻訳での合格ラインが60点として
船山訳は30点にも達しないと思います。
語句をドイツ語から日本語にするだけ
大きな文脈がまるで読めていない
などです。

そこで急な変更ですいませんが、長谷川宏訳(作品社)に替えます。
これなら60点を超えます。
アマゾンの中古で
郵送代を込めて3千円ほどで購入できます。
近くの図書館にあればそれで読んでもらっても構いません。

(6)7月23日の読書会のテキスト

ヘーゲル『小論理学』24節を読みます。
これがヘーゲルの思考論、認識論です。
また付録3が、人間の「悪」を正面から取り上げた箇所であり有名です。

中井の訳注で読みます。 参加希望者にはお送りします。

————————————————

参加希望者は連絡をください。

ただし、参加には条件があります。

参加費は1回2000円です。

6月 21

ヘーゲルゼミ(月曜日午後7時半より2時間ほど)と読書会(日曜日午後2時から2時間から3時間ほど)のテキストの変更、範囲の変更の連絡です。

ヘーゲルゼミと読書会で
ヘーゲルの『精神哲学』を読んでいるのですが、
19日には6節から10節までを岩波文庫で読んでみました。

それを長谷川宏訳『精神哲学』(作品社)に切り替えます。

ヘーゲルゼミで船山訳を読んでみて、
いくらなんでもひどすぎる、と思いました。

翻訳での合格ラインが60点として
船山訳は30点にも達しないと思います。

語句をドイツ語から日本語にするだけ
大きな文脈がまるで読めていない

などです。

そこで急な変更ですいませんが、長谷川宏訳で読むことに決めました。
これなら60点を超えます。

アマゾンの中古で
郵送代を込めて3千円ほどで購入できます。
近くの図書館にあればそれで読んでもらっても構いません。

この変更に伴って
25日の読書会では
予定を変えて、6節から10節までを長谷川訳で読みます。
19日のヘーゲルゼミの範囲で、岩波文庫版で読んだのですが、再読します。

重要な個所ですから
繰り返して読むことで理解が深まると思います。

読書会参加希望者で、
長谷川訳が入手できない人は連絡ください。

————————————————
参加希望者は申し込みをしてください。

ただし、参加には条件があります。

参加費は1回2000円です。