12月 09
東京国立博物館の「皇室の名宝―日本美の華」の前期と後期をそれぞれ見た。
前期は伊藤若冲の「動植綵絵三十幅」が見たいので行った。10月23日、金曜の晩だが、混んでいた。
伊藤の画風は、水墨画風で一筆書きのようなシンプルなものや点描のような風景画、色彩の鮮やかなもの、細密画などと幅広い。
「動植綵絵三十幅」は色彩の鮮やかな細密画だ。見ていると頭がくらくらしてくる。浪や、雪が鮮やかだ。その細やかさはアウトサイダーアートの一部と同じ質を感じたし、以前はやったサイケデリック風の印象ももった。「ナウイ」のである。
後期は11月28日に行った。「春日権現験記絵」や「蒙古襲来絵詞」を見たが、これもすごい混み方だった。春日神社に11月の初旬に奈良の正倉院展を見た日によったので、親近感があった。正倉院宝物は、奈良と同じだった。
教科書で良く知っている「聖徳太子像」など、懐かしい物が多かった。