8月 06

牧野紀之の近況とその仕事の引継ぎ

■ 目次 ■

4 ブログの整理 → 明後日8月6日

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◇◆ 4 ブログの整理 ◆◇

ブログの整理の仕事は東谷が行います。
東谷については、下記のX(旧Twitter)アカウント@higashi_keigo 又は、noteをご覧下さい。
X : https://twitter.com/higashi_keigo
Note : https://note.com/keigo_h_m

東谷は現在、ドイツでキリスト教の歴史研究を行っており、将来的には、牧野さんが2011年以来繰り返し主張してきた「真の民間シンクタンク」(参考記事:「政治家の育成とシンクタンク」https://blog.goo.ne.jp/maxikon2006/d/20190720)の設立・運営に力を尽くしたいと考えています。
当面の仕事の一つとして、このマキペディアにあがっている全1,762件の記事を整理する作業を行っていきます。ブログ「マキペディア」は、牧野さんが2006年に、「ウィキペディア」に触発される形で「自分の辞書」を作っていくことを目的に開設されたようです。また、それは「ヘーゲル哲学辞典を受け継ぐものでもあります」と書かれています(「初めに」https://blog.goo.ne.jp/maxikon2006/e/b060b8a571203a30bbc69a7da7a9c638)。

つまり、『ヘーゲル的社会主義』(1990年初版発行)に収められている「ヘーゲル哲学辞典」をさらに発展させて、日常使われている言葉や観念の概念規定を正確に定め、生活の中で起こっている諸問題を考える手掛かりを与える、という役割を果たしていると思います。10年以上の牧野さんの地道な努力によって、その項目も多岐にわたります。また、辞書的な記事のみならず、ヘーゲル研究の論文や政治行政批判など、現実の問題に取り組むうえで非常に参考になる文章が多く、これを役立てないわけにはいきません。
しかし、現状は決して分かりやすく整理されているとはいえず、必要な時に読みたい記事を取り出すのに手間がかかってしまうので、これをカテゴリー毎に整理して誰でも簡単にアクセスできるようにしようと考えています。詳細については、現在検討中につき、少々お待ちください。牧野が我々に残してくれた「辞書」が一人でも多くの人に役立つことを願っています。
最後に、本ページをご覧になっている方とは、今後もしかすると何かしらのご縁があるかもしれません。牧野やヘーゲル哲学に興味をもったきっかけや問題意識など、是非ご連絡いただければ嬉しく思います。

8月 05

牧野紀之の近況とその仕事の引継ぎ

■ 目次 ■

3 鶏鳴双書、関口ラジオ講座の録音などの注文の受付方法 → 8対5日
(1)鶏鳴出版からの鶏鳴双書の刊行
(2)お申込み方法
(3)注文を受け付ける鶏鳴双書、関口ラジオ講座の録音のリスト

4 このブログの整理 → 8月6日

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◇◆ 3 鶏鳴双書、関口ラジオ講座の録音などの注文の受付方法 ◆◇

(1)鶏鳴出版からの鶏鳴双書の刊行

牧野紀之の独自性の1つは、その初期から中期にかけての自分の全著作を自分自身が作った鶏鳴出版という個人出版社から出版したことだと思います。2001年の『精神現象学』の未知谷からの刊行からは、外部の出版社からの本格的な出版に転じましたが、それまではほとんだが鶏鳴出版からの刊行で「鶏鳴双書」としてその出版番号がつけられ出版されたものです。
そこに初期から中期の大切な著作があるのですけれど、残念ながらそれらは今では絶版、品切れで入手することは困難です。そこで、その対応としては牧野自身がそれらをPDFファイルにし、それを CD – ROM で販売、その後USBメモリーで販売するということを行っていました。
しかし牧野自身がもはやその仕事をすることはできなくなりました。そこでその仕事は、中井が引き継ぐことにいたします。なお、今後はクラウドからダウンロードする方法でお渡しします。

(2)お申込み方法

1)以下の連絡先に注文をしてください。メールで連絡していただけると助かります。
その際、お名前と注文をご記入ください。

〒113?0034
東京都文京区湯島1?3?6 Uビル7F
鶏鳴学園 
メールアドレス keimei@zg8.so-net.ne.jp
ホームページ http://www.keimei-kokugo.net/

2)こちらからの申し込み完了メールが問後来ましたら、以下に代金を振り込みください。

みずほ銀行
吉祥寺支店 246
普通口座 3143148
中井 浩一

3)振り込みを確認させていただき次第、クラウドからダウンロードする方法を、メールで連絡いたします。

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(3)注文を受け付ける鶏鳴双書、関口ラジオ講座の録音のリスト(以下の文書のコメントは牧野によるもの)

【鶏鳴双書】

pdf鶏鳴双書1   2000円

01、小論理学(上巻)
02、同、注解
03、生活のなかの哲学
04、先生を選べ
05、哲学夜話

pdf鶏鳴双書2   2000円

01、小論理学(下巻)
02、同、注解
03、概念論(第1分冊)
04、ヘーゲル研究入門
05、労働と社会
06、ヘーゲルの目的論
07、関口ドイツ語学の研究

pdf鶏鳴双書3   2000円

01、ヘーゲルからレーニンへ
02、ヘーゲルの修業
03、ヘーゲルと共に
04、ヘーゲルと自然生活運動
05、囲炉裏端
06、ヘーゲル的社会主義

pdf鶏鳴双書4  800円
 
「自然哲学(序論)」ヘーゲル著、牧野紀之訳注

 ヘーゲルの「自然哲学」の序論を訳し、細かい註解を施したものです。ヘーゲル読解についても、ドイツ語を文法的に読むという点でも、出来る限りの註解を書いたものです。

 短い場合は除いて、原則として、訳文と訳注とを別のファイルに入れてありますから、訳注を参照しながら読むのに便利に出来ています

 お届けするものは、USB 1ケと訳者の使った原書のコピーです。このコピーで、訳者がどのような印を付けながら本を読んだかが少しは分かると思います。

pdf鶏鳴双書 5、「合本・鶏鳴」第1?12号 3000円

合本・鶏鳴1(1?15号)
合本・鶏鳴2(16?30号)
合本・鶏鳴3(31?45号)
合本・鶏鳴4(46?65号)
合本・鶏鳴5(66?77号)
合本・鶏鳴6(78?89号)
合本・鶏鳴7(90?101号)
合本・鶏鳴8(102?113号)
合本・鶏鳴9(114?125号)
合本・鶏鳴10(126?137号)
合本・鶏鳴11(138?149号)
合本・鶏鳴12(150?170号)

 大した成果を上げられなかったとは言え、70年代の熱を帯びて始まった我々の鶏鳴運動の記録ではあります。今では雑誌『鶏鳴』は、実質的には、ブログ「マキペディア」とその読者に受け継がれていると思います。

pdf鶏鳴双書 6「ヘーゲルの始原論」、定価1000円(税送込み)

01、ヘーゲル「大論理学」冒頭の「始原論」(初版)の注釈付き翻訳
02、同(再版)の注釈付き翻訳
03、マルクス「経済学の方法」(『経済学批判序説』の第3節)の注釈付き翻訳

04、牧野紀之の論文「寺沢恒信氏と哲学」
05、同「山口祐弘訳『始元論』を読んで」
06、同「許萬元のヘーゲル追考論」
  許萬元のヘーゲル研究の中心テーマの1つが追考論です(氏自身は「追考」ではなくnachdenkenとしていますが)。これが始原論と関係があるので、この際、検討してみました。

07、同「ヘーゲルのWissenschaftをどう訳すか」
08、同「寺沢訳『大論理学2』を読んで」
  「大論理学(初版)」の第2巻(本質論)の翻訳を検討しつつ、様々な問題に言及しています。
09、ヘーゲル「大論理学」冒頭の「始原論」のラッソン版のコピー

備考・以上は2009年12月12日に発表し、その後書き加えたりして、改訂したものです。
   最終改訂日は2015年03月08日です。

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【関口ラジオ講座】

01、「関口ラジオ講座1956年度1年分」 2万円。

  1956年04月から翌年03月までの52週間、NHKラジオで月曜から金曜まで毎朝15分間、関口存男(つぎお)氏がドイツ語を熱心に講義したものの録音です。

 テキストは、氏の教科書「標準ドイツ語読本」(全2巻、三修社)をベースにして少し変えたものです。

 応用として高度な文法の説明もあります。

 テキストそのものはありませんが、それに代わるもののコピーと、放送自身の細かいメモがあります。

02、「関口ラジオ講座の要点」 4000円

     内容
 開講の挨拶(1)
   勉強の仕方
 01、暗記の重要性。1957年10月31日
 02、文法の意義。1957年11月28日
   発音
 03、r はなぜ母音化するのか。1957年04月29日
 04、n を日本流に発音してはならない。1958年01月30日
 05、長い母音と短い母音の発音の違い。1957年09月27日。
 06、語頭の母音の発音は英仏とは違う。1957年09月30日
 07、いろいろな音(鐘の音、秒針の音、列車の音)。1956年10月18日
   詩
 08、ゲーテ・Stirb und werde 。鈴木さん出演。1956年08月31日
 09、ゲーテ・Grabschrift(墓碑銘)。1956年09月28日
 10、ブッセ・Ueber den Bergen (山のあなた)。1956年10月31日
 11、ファルケ・Gebet (祈願)。1956年12月31日
 12、ゲーテ・Erinnerung (警告)。1957年01月31日
 13、ハイネ・Du bist wie eine Blume(花のをとめ)。1957年03月28日

8月 04

牧野紀之の近況とその仕事の引継ぎ

牧野紀之は今年1月に老人ホームに入居しました。緑内障で視力が極端に落ち、また認知能力の低下も進んだことなどからの判断です。
牧野はすでに自分の仕事を先に進める能力を失っています。残念ですが、牧野の仕事は 現時点で一応の区切りがついたと考えております。
ついては牧野紀之の仕事を整理し、これまで牧野が行っていた読者からの注文への対応などの仕事の引き継ぎを行いました。

以下は
牧野敬之のブログ「マキペディア」に掲載しました。
https://blog.goo.ne.jp/maxikon2006

 この内容を、このブログにも掲載します。

■ 目次 ■

1 お知らせ
2 牧野紀之の近況とその仕事の引継ぎ → 本日8月4日

3 鶏鳴双書、関口ラジオ講座の録音などの注文の受付方法 → 明日8対5日
(1)鶏鳴出版からの鶏鳴双書の刊行
(2)お申込み方法
(3)注文を受け付ける鶏鳴双書、関口ラジオ講座の録音のリスト

4 ブログの整理 → 明後日8月6日

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◇◆ 1 お知らせ ◆◇

(1)牧野紀之の近況とその仕事の引継ぎ
(2)鶏鳴双書、関口ラジオ講座の録音などの注文の受付方法
(3)このブログの整理

ながく、牧野敬之の仕事に関心を持っていただき、ありがとうございます。
牧野紀之の近況と仕事の引継ぎ、鶏鳴双書の注文受付方法の変更、ブログの整理についてお知らせします。
2024年8月2日

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◇◆ 2 牧野紀之の近況とその仕事の引継ぎ ◆◇

牧野紀之は今年1月に老人ホームに入居しました。緑内障で視力が極端に落ち、また認知能力の低下も進んだことなどからの判断です。
牧野はすでに自分の仕事を先に進める能力を失っています。残念ですが、牧野の仕事は 現時点で一応の区切りがついたと考えております。
ついては牧野紀之の仕事を整理し、またみなさまからの注文などの仕事の引き継ぎを行います。

鶏鳴双書、関口ラジオ講座の録音などの注文への対応は、中井浩一が引き継ぎます。その詳細はこの後に、説明いたします。また牧野がブログで蓄積してきた仕事については、東谷啓吾が全体を見やすく分かりやすく皆さんに読んでいただけるように整理する仕事を始めております。

中井と東谷は牧野の弟子として、学んできた者です。

中井については、鶏鳴学園(牧野の鶏鳴学園を継承するものです)のホームページから以下を御覧下さい。
中井個人の経歴や実績は
https://www.keimei-kokugo.net/nakai.html
鶏鳴学園は、中学生、高校生の国語教育を行っています。鶏鳴学園については以下を
 https://www.keimei-kokugo.net/
中井ゼミは、大学生、社会人対象の哲学ゼミです。中井ゼミについては
 https://www.keimei-kokugo.net/gakusyukai.html

東谷については、下記のX(旧Twitter)アカウント@higashi_keigo 又は、noteをご覧下さい。
X : https://twitter.com/higashi_keigo
Note : https://note.com/keigo_h_m

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2月 06

映画を1つ紹介します。

ドキュメンタリー映画『眩暈 VERTIGO』
ジョナス・メカス×吉増剛造
井上春生監督作品
(117分)
国際映画祭29冠
現在、グランプリ・最優秀監督賞・最優秀撮影監督賞を含む29冠に輝いています。

私は1月31日に見てきました。
2時間ほど、寝ることなく最後までしっかり観ました。
考えること、思うことがある映画でした。

現在、東京の下北沢で上映しています。
シモキタ – エキマエ – シネマ『K2』
1週間で終わる予定なので、関心を持った人は行くとよいでしょう。

上映終了後、吉増剛造の「朗読会」などのイベントをやっています(ない日もある)。
私が行った日は吉増剛造×いとうせいこうの掛け合いがありました。

以下はすべて制作者のプレスリリースから
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はじめに
 今年、2022年は前衛映画のゴットファーザーと呼ばれるジョナス・メカス(1922.12.24-2019.1.23、96歳没、リトアニア出身)の生誕百年にあたる。世界ではメカスの回顧展が目白押しだ。2月にはニューヨークのリンカーン・センターで「Jonas Mekas Retrospective(ジョナス・メカス回顧展)」、ユダヤ博物館で「Jonas Mekas: The Camera Was Always Running(カメラはいつも動いていた)」、そして「Jonas Mekas100!」と銘打ち祖国リトアニアのみならず、ベルギー、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、イスラエル、イタリア、日本、ノルウェー、ポーランド、韓国、スウェーデン、ウクライナ、英国、米国など世界各地で記念イベントが開催されている。ジョナス・メカス生誕百年を祝し、映像詩人であるメカスの人生、芸術、そして映像の分野における遺産の幅広さと重要性が注目を浴びている。

あらすじ
 日本現代詩を代表する詩人・吉増剛造(1939.2.22生)が、メカスの一周忌に、その面影をマンハッタンとブルックリンに追いかける。この映画『眩暈 VERTIGO』は、前衛映画の巨人への追悼詩を、盟友でもあった日本の詩人が綴るドキュメンタリーである。

 ニューヨークロケは、コロナウイルスが襲いかかる直前の2020年1月に行われた。吉増は、第2次世界大戦後に祖国リトアニアを離れ、ニューヨークに移民したメカスが見た新天地アメリカの姿を辿っていく。マンハッタンの地下鉄、新ワールドトレードセンター、避暑地のコニーアイランド、ブルックリン。時には8ミリカメラを回し、メカスを偲ぶ詩のモチーフを丹念に拾っていく。吉増は詩の創作歴が70年近くに及ぶ。言葉の可能性を突き詰めたアヴァンギャルドな詩と、過激な朗読パフォーマンスは海外でもよく知られている。そんな吉増の創作の原点は日常にある。和紙、ノート、レシートや付箋紙の裏に米粒大の文字で詩を毎日連ねていく。

映画より
 吉増がブルックリンにあるメカスの事務所を訪ねると引っ越しの真っ最中だった。戦時中の詩の手習い帖、1945年のパスポート、写真。息子のセバスチャンが数々の遺品を吉増の前に並べる。メカスが寝ていたという部屋の片隅に佇んでいたとき、吉増は眩暈を起こし卒倒した。一周忌にあたる1月23日。早朝に目覚めた吉増は瞬く間に追悼詩を完成させる。「詩とはあらたまったときに書くのではなくて、日常の細かな出来事に反応して誕生するのね。日記性の秘密というのはそういうもの。」メカスが若い時に仕事を探しに往復したマンハッタンとブルックリンにかかる吊り橋がある。吉増はその橋を渡り事務所に向かう。待っていたセバスチャンにその詩を朗読し、二人の間に長い沈黙が訪れた。

ふたりのなれそめ
 メカスと吉増。二人の邂逅は1985年のニューヨークに遡る。アメリカ詩壇の巨人アレン・ギンズバーグが企画した日本の詩の祭典に吉増は招待される。そこにいたのがギンズバーグの親友、メカスだった。吉増が握手の手をさしのべたときに、メカスは少し揺れながら後ろに下がり、吉増はその佇まいに絶えず震えている心の根を感じたという。映画には、ふたりが交わした映像書簡など、過去の映像が盛り込まれていく。

5月 27

6月以降の中井ゼミの日程

月の前半は、文章ゼミ+「現実と闘う時間」を行い、
月の後半では、読書会を行う予定です。
いずれも日曜日で、午後2時開始予定です。
オンラインでの実施予定

「現実と闘う時間」は、参加者の現状報告と意見交換を行うものです。

参加希望者は今からスケジュールに入れておいてください。また、早めに申し込みをしてください。
ただし、参加には条件があります。

参加費は1回2000円です。

5月
9日
23日

6月
6日
20日

7月
4日
18日

8月
8日 
22日

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春から、ヘーゲル哲学の原書購読を再開しました。

『法の哲学』を読んでいます。

原則として毎週月曜日の晩にオンラインで行っています。

参加希望者は早めに申し込みをしてください。

ただし、参加には条件があります。

参加費は1回2000円です。