友人が政治活動を始めた。
その相談を受けたのをきっかけにして、
政治や政治活動への私の考えをまとめることにした。
友人とは笹本貴之(ささもと たかゆき)さん。
山梨県甲府の出身で現在38歳。
学生時代に私のゼミで、哲学と政治思想を学んだ。
もともと政治家志望だったが、ロックの政治思想で卒論を書き、
23歳でアメリカに2年留学し、黒人社会の問題に取り組んだ。
その成果は『サンドタウンに吹く風』(永版社)にまとめられている。
帰国後は外資系損害保険会社で数年修業した後に、
甲府に戻り実家の自動車修理会社の社長として活躍。
そのかたわら、地域の課題に取り組むべく“KOFU Pride”を設立。
その活動の延長で、「ワインツーリズム」を企画運営して成功する。
これは全国紙でも紹介され、山梨の有名人になった。
そして、今年の春から、いよいよ山梨県を舞台に本格的な政治活動を
開始することになったわけだ。
(ワインツーリズム山梨 事務局)http://yamanashiwine.com
(ワインツーリズムのブログ)http://www.yamanashiwine.com/budo/
(笹本さん個人のブログ)http://sasamoto.sblo.jp
私は笹本さんから相談を受けたので、「学習会中心の政治活動」を提案した。
従来の政治や政治の考え方を根底からくつがえし、
自立のための一大「学習運動」を組織する提案だ。
自分たちの地域の課題を学習し、自分たち自身で
その解決策を作り出すことを、運動の柱にするのが趣旨だ。
今年3月9日に彼の支援者の集まりで私案を示し、みなで討議をした。
従来の政治(選挙も含む)運動や、政治の考え方とは
ずいぶん違う提案なので、不安や懸念も出されたが、
賛成意見や評価する声もあり、結果的には大枠の了解が得られた。
その方針で今日まで進んできている。
「学習会」については、3月にはさらにそれを具体化する
「政策立案のための『学習会』について」、4月には
「『政策学習会』の進め方について」などを提案してきた。
その後6月までに、すでにさまざまな学習会が行われてきた。
「ワインツーリズム」の総括も進み、山梨県のコミュニティビジネス
(ソーシャルビジネス)の問題も整理されてきている。
その提案を、レジュメの形のママに次回掲載する。