4月 15

読書会テキストが決まりましたので、お知らせします。

早めに購入して、準備してください。中古品でしか入手困難な本もあります。

読書会の参加希望者は早めに(読書会は1週間前まで)連絡ください。
ただし、参加には条件があります。

参加費は1回3000円です。

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読書会テキスト

(1)4月26日(日曜日)午後2時より

ヘーゲル『法の哲学』(中公クラシックス版。私は『世界の名著』版で読みます)
第3部の第2章「市民社会」。私の版で約60ページほど。

ヘーゲルによる近代市民社会論。資本主義社会と労働の分析です。

(2)5月24日(日曜日)午後2時より
『資源の循環利用とはなにか──バッズをグッズに変える新しい経済システム』
細田 衛士 (著) 岩波書店 (2015/2/14)

経済学から環境問題を考えた本です。

アマゾンの内容紹介には以下のようにあります。
「廃棄物」という考え方はもうやめる!
天然資源の確保と廃棄物の発生抑制という二重の資源問題は同時に解決できるか。
市場取引には資源利用の過程で生じる環境負荷などのコストは反映されない。
市場任せでなくモノの流れを制御し、生産と廃棄を統合した国内資源循環システムを
つくるために必要なものとは。グッズ(有価物)とバッズ(逆有償物)の理論を提唱
した著者がこの難題に挑む。

(3)6月21日(日曜日)午後2時より

『新しい家庭像を求めて』松田道雄著 筑摩書房 (1979/12)

少し古い本です。アマゾンの中古品で入手できます。図書館で借りても構いません。
家庭、子育て、女性の自立、主婦の問題を考えます。

人間が生まれて、老いて死ぬまでの一生をまるごと支えてきた「家」の話から始めて、
移り変わる時代背景の中で、女性たちが家族の中で、どのように、どんな思いで生き
てきたのかが、具体的に描かれています。
また、その系譜の中で今も、何故、どのように自立できないでいるのか、子どもを
過保護にしてしまうのか、
今後、女性としてどう勝負できるだろうかと、丁寧に考えていると思います。

(4)7月19日(日曜日)午後2時より

日本語学の三上章を取り上げます。テキストはまだ決まっていません。

三上は「象は鼻が長い」のハとガを研究し、ハは主語を示すのではなく、主題を示すのだとして、
西欧文法の輸入業者でしかなかった日本語の研究者たちに衝撃を与えました。
「日本語には主語がない」「主語がないから非論理的だ」「日本人は情緒的な民族だ」などと
言われてきたのが、いかに根拠のないものだったかが、わかるそうです。

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