10月 21

「式場?三郎:脳室反射鏡」

現在、練馬区立美術館で
「式場?三郎:脳室反射鏡」が開催されている。
私は先週見てきた。
面白いので、お薦めします。

式場は鑑賞の達人で、新たなもの、創造的なもの、そこにある精神の深さ(闇)をいち早く見抜く眼力があり、それを社会に広めていくプロデューサーとしての能力も持っていた。
マルチな才能であり、こういう人は日本では珍しいのではないか。

『二笑亭奇譚』という本(筑摩文庫で20年程前に再刊)は、「二笑亭」という奇妙な屋敷の意義を解説したもの。跋を柳宗悦が書いている。これもお薦めです。

詳しくは練馬区立美術館のHPを見てください。
https://neribun.or.jp/event/detail_m.cgi?id=202008231598163149
この美術館は、今年春にも「津田清楓」展を行っており、着眼点の良さを感じている。
こうした美術館は少ない。
もっとも、今回の展示は、新潟市立美術館が企画したもので、練馬はそれを巡回しているだけだが。

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