12月 09
12月20日は、久しぶりに読書会を開催します。
オンラインで、午後2時開始、2時間ほどの予定です。
テキストは、廣松渉『唯物史観の原像』です。
今年の5月に、私の初めての哲学本『ヘーゲル哲学の読み方』を刊行しました。
現在は、その次の本として、マルクスの唯物史観と唯物弁証法についてまとめています。
そこで、いわゆる正統マルクス主義の理解や、その批判者の主張も取り上げ、それらと私の考えの比較をしたいと思っています。
そのために、1970年代に一世を風靡した廣松さんを読んで、私との違いを確認するのが目的です。
大きくは4つの内容を押さえたいと思います。
(1) マルクス、エンゲルスの主要なテキストは紹介されているので、それを確認する
(2) いわゆる正統マルクス主義の理解を確認する
(3) 廣松さんの代案を検討する
(4) 牧野紀之の廣松批判を検討する
テキストですが、三一新書版で読みます。
アマゾンの中古品で千五百円ほどで入手できます。
図書館で借りるなら、『廣松渉著作集〈第9巻〉エンゲルス論』の中に収録されています。
また、牧野さんの廣松批判として「哲学史の重さ」を読みます。
このテキストは、参加希望者にはお渡しします。
12月の読書会では終わらなかった場合は、来年1月の読書会で継続することも考えています。
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ゼミの内容
12月20日日曜
午後2時開始です。
参加費は1回2000円です。
参加希望者は早めに連絡ください。
ただし、参加には条件があります。