3月 11
今月の『中央公論』誌(2009年4月号)に、「大学病院、その赤字経営の実態とは」というサブタイトルの原稿を掲載しました。
本タイトルは「アルバイトで隠れる医師の本当の給与体系」です。
こちらは、内容全体の一部しか表していませんが、刺激的なタイトルを編集部はつけたがるのです。
大学病院を国立大と私大の両面から、その経営・財務面で考えるための、いくつかのポイントを提示しました。
これは問題の入り口でしかなく、問題提起でしかありません。
これを入り口にして、問題の全容と、その解決策をまとめて、新書で刊行する予定です。
教育問題も、医療問題も、同じ構造があります。
表の顔と裏の顔があり、裏の顔は関係者しか知らないことです。そして、表の面だけが議論され、進められていきます。
裏も含めた全体を表に出すことからしか、何も始まらないでしょう。