3月 04
2月28日に、朝日新聞の記者と、学研の編集者から、取材を受けた。
いずれも大学入試の近況がテーマで、国立大学の法人化の影響を考えたいとのことだった。
この時期にはこうした取材をよく受ける。
一昨年も毎日新聞社の取材を受けた。
私の考えは『大学入試の戦後史』(中公新書ラクレ)に書いた通り。
大学入試に集約的に表れた、日本社会の平等観、能力と平等の矛盾の処理方法に、私の関心はある。
日本での平等の考え方は「みんな同じ」が平等とする。
本来は、「みんな能力が違う。その種類も高低も認め合って、みながそれぞれに高めあえること」が平等だと思う。
この問題は、とても深く大きいと思っているので、何とか解決してきたい。