8月 24

9月以降の中井ゼミの日程、9月の読書会のテキストが決まりました。

月の前半は、文章ゼミ+「現実と闘う時間」を行い、
月の後半では、読書会を行う予定です。
いずれも日曜日で、午後2時開始予定です。
オンラインでの実施予定

「現実と闘う時間」は、参加者の現状報告と意見交換を行うものです。

参加希望者は今からスケジュールに入れておいてください。また、早めに申し込みをしてください。
ただし、参加には条件があります。

参加費は1回2000円です。

9月
 13日
 27日

10月
 11日
 25日

11月
 8日
 22日

12月
 6日
 20日

———————————————————–

9月27日の読書会のテキスト

マルクスの『経済学批判』(岩波文庫)に収録されている「付録1」の中の「経済学批判序説」と、エンゲルスの書評「カール・マルクス著 経済学批判」を読みます。

「経済学批判序説」では、この中の「3 経済学の方法」が有名ですが、それは8月の集中ゼミで取り上げました。それを踏まえて、全体を読みます。

マルクスの方法、マルクスの経済学がどのように前の経済学を批判的に超えようとしたのかが、書かれています。

エンゲルスの書評は、マルクスの盟友が、わかりやすくマルクスの方法を説明してくれます。また、1858年の革命の失敗の後の同志や仲間たちの内輪もめの中で、マルクスとエンゲルスが研究に没頭する姿が書かれていて感動的です。

10月以降の読書会テキストは決まり次第、連絡します。

8月 13

夏の集中ゼミの案内です

8月22日(土曜)、23日(日曜)の午後2時開始、読書会で3,4時間、その後「文章ゼミと現実と闘う時間」を行います。全体で4時間の予定ですが、延長もあり得ます。
すべてオンラインです。
料金は1日3千円。
2日通しで5千円です。

8月22日(土曜)
読書会では
(1)フォイエルバッハ・テーゼ
(2)『経済学批判』序文 唯物史観
その後、「文章ゼミと現実と闘う時間」

23日(日曜)
読書会では
(3)『経済学批判』序説 経済学の方法
ヘーゲルの小論理学から理念論にも言及するでしょう
その後、「文章ゼミと現実と闘う時間」

23日の終了後、希望者とは「オンライン飲み会」も予定しています。

読書会では、それぞれのテキストではドイツ語原文の核心部分を確認し、その問題点を考えます。
訳注では牧野紀之さんのものを参考にします。

初めてマルクスやヘーゲルを読む人にも、一緒に考えてもらえるような内容にするつもりです。
ドイツ語が読めない人も、訳文を見てもらえば大丈夫です。

関心のある方は、連絡ください。
ただし参加には条件があります。

8月 09

せっかくの夏休みですが、今年はコロナの影響で、落ち着かない思いですごすことになりそうですね。心の中がざわざわ、ざわざわとしています。

こんな時でも、自分のテーマを持って生きている人は、いつもと変わることなく、静かに一心に、自分の仕事に取り組んでいるはずです。
私もそうでありたいと思っています。

そうしたテーマを作っていくきっかけにしてほしく、今年も、中井ゼミの夏の集中ゼミを開催します。

オンラインですからぜひ、参加してください。

1.近況報告

今年の5月には、私の初めての哲学本『ヘーゲル哲学の読み方』が刊行されました。
これが、これからの仕事の口火を切るものになります。

現在は、次の本の刊行に向けて、研究と原稿執筆に専念しています。
タイトルは未定ですが、「マルクスの読み方」といったものになるでしょう。
この夏休みと秋に、原稿を書き終えて、
冬には刊行したいと思っています。

内容上の柱は、マルクスの有名なテキストに即して4本設定しています。
(1)フォイエルバッハ・テーゼ
(2)『経済学批判』序文 唯物史観
(3)『経済学批判』序説 経済学の方法
(4)『資本論』第1巻

ここまでの研究の進め方ですが、
(1)から(4)まで、昨年の夏から今年の春にかけて検討してきました。

それを踏まえて、(1)については今年の5月に再度読書会で取り上げました。
「疎外」の理解の問題、宗教批判のあり方の問題をまとめました。

このレベルで、(2)(3)についても、再度考えています。

さらには、(3)のマルクスの方法を、ヘーゲルの方法(絶対的理念)と比較するために、6月、7月は、ヘーゲルゼミで、ヘーゲルの理念論を再読しました。
前回(2,3年前)読んだ時よりも、確実に深まっています。

以上を踏まえて、最後にもう一度、『資本論』を検討して、
本の原稿を書き上げる予定です。

8月22日、23日に中井ゼミを行いますが、
基本的には、この(1)(2)(3)の原文と、牧野紀之さんによる訳注や、解説を参考にしつつ、私の現時点での到達点をお話しします。

本の原稿はすでに(1)(2)について書き始めています。
まだまだ草稿段階ですが、最後の段階で、すべてを貫く結論、問題提起を定めて、
書き上げることになるでしょう。
今の私の最善のレベルで、書き上げたいと思います。

2.夏の集中ゼミ

8月22日(土曜)、23日(日曜)に中井ゼミを行います。

内容上の柱は3本です。
(1)フォイエルバッハ・テーゼ
(2)『経済学批判』序文 唯物史観
(3)『経済学批判』序説 経済学の方法

それぞれの原文の核心部分を確認し、その問題点を考えます。
訳注では牧野紀之さんのものを参考にします。

初めてマルクスやヘーゲルを読む人にも、一緒に考えてもらえるような内容にするつもりです。
ドイツ語が読めない人も、訳文を見てもらえば大丈夫です。

まだ、詳細は決まっていません。
関心のある方は、連絡ください。
ただし参加には条件があります。

7月 29

中井ゼミの8月の日程を案内します。

8月9日(日曜) 文章ゼミと現実と闘う時間
午後2時からオンラインで実施
参加費は2000円です。

8月22日(土曜)、23日(日曜)
ヘーゲル、マルクスの読書会(原書購読と日本語テキスト)と現実と闘う時間
オンラインで実施しますが、テキストと時間、参加費などは未定
詳細は決まり次第、また案内します。

参加希望者は早めに連絡ください。
ただし、参加には条件があります。

7月 06

民主主義の読書会を
7月13日(月曜日)午後8時からオンラインで行います。時間は2時間ほどです。

民主主義とは何か、何でないかを考える学習会です。

良く言われる「みなで考え、みなで決めて、みなで行う」は、正しい理解でしょうか。
多数決を民主主義とする考えもありますが、それで良いのでしょうか。

民主主義の成否を決めるのは何か。
民主主義で前提にされる、個人の能力や覚悟、義務や責任とは何か。

国や行政のコロナ感染症対策が問われる中で、政府や行政と個人の考えの対立や矛盾も露になっています。
そうした今、民主主義の原理原則や前提を考えておくことが必要だと考えます。

テキストは、牧野紀之の
「民主主義の人間観」(『哲学夜話』に収録)と
マキペデイアの「民主主義概論」です。

テキストは参加者にはお渡しします。

もう1週間後です。
参加希望者は早めに連絡ください。

参加費は1回2000円です。