12月 09

2010年ワインツーリズムの総括準備会議

12月6日に、甲府に行ってきた。

笹本貴之さんたちワインツーリズム実行委員会の2010年度のワインツーリズムの総括会議(準備会)があり、そこにオブザーバーとして参加したのだ。

問題点、矛盾点がきちんと出されて話し合われたのが良かった点だろう。どの運動や組織にも問題点があるが、それが隠されたままで、議論されることが多いと思う。

ワインツーリズムの現在の最大の問題点は、地元やワイナリーたちの主体性がまだまだ弱いことと、笹本さんたち企画運営にたずさわるメンバーがただ働きになっていることだ。3年たっても、それが改善されない。その問題はもはや放置できないところまで来ている。

企画運営の主体(会社組織か、NPOかといったあり方は一応別として)を立ち上げ、それがビジネスとして成立する形を目標にすべきだろう。しかし、それとともに、各地元の実行委員会が主体性を発揮し、企画運営組織と対峙し、対等な形でのジョイントにならなければ、本末転倒だろう。

そうしたところに、今さしかかっている。
それがきちんと確認され、意見交換ができたのがよかった点だろう。

なお、霞ヶ関でも動きはある。経済産業省の地域経済産業政策課が「地域資源経営勉強会」を発足させる予定で、そのコアメンバーとして、笹本さんたちワインツーリズム実行委員会から数人が参加する。他には風見正三(宮城大学事業構想学部事業計画学科 教授)、木下斉(一般社団法人エリア・イノベーション・アライアンス 代表理事)などがいるが、この2人は例の『コミュニティービジネス入門』の編者や著者である。
この成果にも期待したい。

11月 08

ワインツーリズム

地域の自立  タグ: , ワインツーリズム はコメントを受け付けていません

11月7日に、山梨県の甲州市を中心に行われたワインツーリズムに参加した。

このワインツーリズムは、笹本さんやその仲間が企画運営している。

仲間たちと再開し、ワイナリーや畑の見学も2箇所でし、テイストはそこらじゅうで楽しみ、朝市会の地元の方々と交流し、特別バスの停留所近くの地元の方々の「おもてなし」を受け、塩山の里山にある土屋さんのもとで機山ワインを味わい、今年の収穫とワインの話をし、とやたら楽しんだ。

周囲の山々をみながら(一部富士山が見えた)、畑の香りやたわわに実る柿をながめながら、自然と社会の営みを、一日たっぷりと体験した。

この理念を社会資本という観点からまとめてあるので関心のある方は読んでください。

『コミュニティビジネス入門』から学ぶ 9月16日、17日に掲載