みなさんは、この夏どのように過ごしていますか。
私の方は、7月の後半2週間は鶏鳴学園の講習があり、
8月の初めには、日本作文の会の全国大会で2日間、
私が代表をつとめる高校段階の作文研究会が分科会を開催しました。
私は大学2年の掛君(鶏鳴学園の卒塾生)とセットで報告しました。
私は、鶏鳴学園での表現指導の目的やその指導過程の意味を説明し、
掛君は生徒の立場から自分自身の経験に即して、その意義を語りました。
参加者の前で、改めて自分のやっている実践の意味を確認する良い機会になりました。
鶏鳴学園の表現指導の内容と、男子(掛君です)と女子1人ずつを例に挙げて、
その指導の意味を検討した原稿を、今月の『作文と教育』9月号(日本作文の会の機関誌)に書きました。
その後の2週間は、ひたすら原稿執筆に専念しています。
1つは、被災地の国立大学の復興支援とその問題点をまとめる仕事(中公新書ラ
クレより11月に刊行予定)。
これは5月には原稿を一応仕上げたのですが、
取材先との事実や文面に関しての確認作業をし、
編集者との打ち合わせで、再度編集し直しているもの。
2つめは、聞き書きの理論と実践をまとめる本(大修館書店より来春に刊行予定)
これらは、この半年、ずっと宿題になっているもので、この2週間で区切りをつけたいと思って、頑張りました。
1つめはほぼ95%できました。8月末までには脱稿できる予定です。
2つめは3分の2ほどできました。秋には完成できるでしょう。
そして本日からは集中ゼミの予習に取り掛かります。
例年、夏になると八ヶ岳でゼミの合宿を行ってきましたが、
今年は、形を変えて、東京で2日間の集中ゼミという形で実施します。
マルクスの『資本論』の一番難解とされる商品論を読みます。
マルクスを読んだことのない人も、この機会にぜひ挑戦してみてください。
世界トップレベルの考え方に触れる良い機会です。
ゼミには、一部のみの参加も可能です。参加希望者は、連絡をください。