9月 07

9月以降のゼミの日程、読書会のテキストについてはすでに連絡しました。

9月、10月の読書会のテキスト(旧約聖書)の読む範囲を決めましたから、それをお知らせします。
参加希望者は準備をしてください。

9月27日は「旧約聖書」(中公クラシックス) から「創世記」
10月24日は「旧約聖書」(中公クラシックス)から「出エジプト記」その他
11月22日は「新約聖書 福音書」 (岩波文庫)
です。

聖書(キリスト教)は西欧を理解する上での大前提で、その根底をなしているものです。
私には子供の時から聖書(キリスト教)が身近にありました。
思春期以降は、西欧の作家たちの小説で、繰り返し、聖書に親しんできました。
しかし、聖書そのものを自分で読もうとまでは、なかなか気持が定まりませんでした。

でも、もうそろそろ、その時期が来たと思うようになりました。
ヘーゲルの『小論理学』の24節の付録3で、創世記の失楽園の物語が取り上げられています。それは、人間が知恵の実を食べて楽園を追われたこと、人間の原罪と労働との関係などを論じ、人間の存在の根源に迫るものです。
それを読んで、以前よりも理解が深まったと思いました。今なら、聖書を読んでも、ある程度は理解ができるのではないか。

そこでこの秋には聖書に挑戦してみようと思います。

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