秋になりましたね。実りの秋です。互いに、自らの成果を発表し、それを積み重ねていきましょう。
私は、今、めずらしく原稿執筆に追われています。
? 国立大学法人化と研究不正(東北大の前総長の井上明久の研究不正の問題)8月末まで
? 震災と国立大 中公新書ラクレ 9月末まで
? 論トレ本 10月末まで
? 聞き書き本 12月末まで
? 大修館教科書 指導書(論トレ本)12月末まで
? 連載 福島県立高校 来年の6月ごろまで
乞うご期待。
秋になりましたね。実りの秋です。互いに、自らの成果を発表し、それを積み重ねていきましょう。
私は、今、めずらしく原稿執筆に追われています。
? 国立大学法人化と研究不正(東北大の前総長の井上明久の研究不正の問題)8月末まで
? 震災と国立大 中公新書ラクレ 9月末まで
? 論トレ本 10月末まで
? 聞き書き本 12月末まで
? 大修館教科書 指導書(論トレ本)12月末まで
? 連載 福島県立高校 来年の6月ごろまで
乞うご期待。
7月3日に、盛岡で、高校における表現指導をテーマに講演をしました。
「第一学習社」の「小論文事業部」主催の講演会で
岩手、青森の高校の先生方が五〇人ほど集まっていただきました。
国語科だけではなく、理科・社会、英語、家庭などの先生方も参加されました。
「聞き書きから小論文へ」とのタイトルで
今の高校生が、テーマや問題意識を持って、たくましく生きていけるような表現指導を提案しました。
第一部の講演後、
第二部の座談会があり、
二〇人近くの方が参加されました。
その方々は
私の『脱マニュアル小論文』『日本語論理トレーニング』、大修館書店の教科書「国語総合」につけた論理トレーニング本の読者の方々のようでした。
それぞれの方々が置かれた学校の現状や課題、表現指導の悩みなどを語り合いました。
「読者」と直接に語り合えたことで
私のやっていることが、どのように現場で受け止めてもらっているかがわかったように思います。
目の前の高校生の成長を心から願い、学内の指導体制の問題に悩みながらも、少しでもまっとうな指導をやろうとしている方々です。
こうした方々の力になれるような仕事を、これからもしていこうと強く思いました。
今年度も、昨年に引き続き、全国の実践家との交流をはかりたいと思っております。
表現指導には、実にさまざまな取り組み方があります。また、高校には多様な学校があり、多様な生徒たちが学んでいます。そうした多様な実態と、その中から生まれている多様な実践、多様な生徒作品。それらと向き合いながら、表現の可能性を広く、深く、考えてみたいと思います。
4月には、茨城の久保さん、静岡の田中さん、山形の我孫子さんの登場です。
どうぞ、みなさん、おいでください。
1 期 日 2012年4月15日(日)10:00?16:30
2 会 場 鶏鳴学園 ※引っ越しましたので、注意してください。
東京都 文京区 湯島1?3?6 Uビル7F
? 03?3818?7405、 FAX 03?3818?7958
JR御茶ノ水駅下車徒歩3分
※鶏鳴学園の地図はhttp://www.keimei-kokugo.net/をご覧ください
3 報告の内容
(1) 卒業生への聞き書き
「那珂湊一高・那珂湊二高から那珂湊高校へ」
茨城県立那珂湊高校 久保 有紀
那珂湊高校は3年前に那珂湊一高と那珂湊二高が統合してできた学校ですが、それぞれの学校の卒業生たちが母校に対して愛着と誇りを持っていることをよく耳にします。そこで、卒業生たちの思いを受け止めてよりよい高校生活を送ってほしいという思いから、高校1年生に冬休みの宿題として卒業生への聞き書きをさせました。
その生徒作品を紹介します。
(2)「自己実現」のために「書くこと」-本年度富士宮北高校3年部での実践報告-
静岡県立富士宮北高等学校 田中 慎一朗
現任校2年目。2年担任、3年担任とこの学年にかかわってきました。
本校は昭和12年に設立され、創立70年以上を経た現在、普通科・商業科を併設し、商業科の生徒は主に地元企業への就職、普通科は中堅進学校として、4年制大学・短期大学・専門学校へ進学します。陸上部、ソフトテニス部、相撲部、野球部などの運動部が実績を残し、多くの卒業生が地域で活躍するなど、ある部分では「伝統校」として見做されていますが、私の見る限りでは進路指導や生徒指導に困難を抱える学校でもあると思います。
このような実情の中、本年度「国語科」の教員として「自己実現」を目指した「書くこと」の指導を行いました。今回の実践報告で、今後の指導に向けた改善点を見つけたいと思っています。
(3)「明日を紡ぐ若者たち?父子の絆を深めた教え子PART3」
山形県立山形工業高等学校 安孫子 哲郎
「生活綴方」に根差した高校生の文章表現指導が、若者たちの「明日を紡ぐ力」を育むことを信じて、実践を継続してきた。だが、高校時代に書き綴った作文は、果たして本当に、教え子たちの青春の記念碑になっているのか。
それを検証すべく、二年前の春、私が作文指導をし、コンクールで入賞したり、校内の梯関誌等に掲載きれた作文を書いた教え子たちに手紙を出した。高校時代の作文のコピーと、原稿用紙を同封。かつての自分の作文が、今の自分にとってどういう存在であるかを書いてもらったのである。その「RE:私の高校時代の作文」の中から、今回は、父子の絆を深めた教え子の三例を紹介したい。
4 参加費 1,500円(会員無料)
日本の諸問題を海外に発信するための多言語ウェブサイトnippon.comがあります。
その教育問題特集に寄稿しました。
私の問題提起は、日本ではなかなか受け入れられないので
海外からの反応に期待しています。
全文は以下から読めます。英語版なども今後掲載されていく予定です。
http://nippon.com/ja/in-depth/a00601/
「学力低下」論争と「ゆとり」教育を検証する 中井浩一
1990年代末、日本の子どもたちの「学力低下」が問題視され、大きな論争が起こった。論争の結果、文部科学省は「学力低下」の原因とされた「ゆとり」教育からの政策転換を余儀なくされた。脱「ゆとり」の新学習指導要領が実施され始めた今、「学力低下」論争と「ゆとり」教育を振り返る。
1月10日発売の雑誌『中央公論』の2月号に
東北大、福島大、岩手大の、震災後の復興支援活動と、法人化の関係を書いた。
久しぶりの原稿だったことと、震災、津波や原発事故という大きな課題に向き合ったこととで、取材中も書きあげるまでも大変だった。
取材中は、震災への対応や原発について考え、普段見えなかった私たちの社会の課題を考え続けた。
拙稿では、紙数の関係で、詳しくは述べられなかったが、
6月に、新書の形で、詳しく私見を発表するつもりだ。