東北の取材
12月5日、6日は仙台の東北大学、7日は福島大学の取材をしてきました。
いよいよ原稿の締め切りが近づきました。
『中央公論』の来年の2月号に掲載予定です。
東北の被災地の国立大学の動きをまとめ、法人化との関係を考えます。
東北の取材
12月5日、6日は仙台の東北大学、7日は福島大学の取材をしてきました。
いよいよ原稿の締め切りが近づきました。
『中央公論』の来年の2月号に掲載予定です。
東北の被災地の国立大学の動きをまとめ、法人化との関係を考えます。
表現指導の実践報告・実践記録の発表の場をつくりましょう
2011年3月で、『月刊 国語教育』誌が休刊になりました。
全国の中学・高校の国語科の先生方にとっては、この雑誌が唯一の実践を発表する場でした。それを失ったことで、途方に暮れている方が大勢いることを知りました。
私たち高校作文教育研究会は、年3、4回の例会と夏の全国大会で「報告と討議」の場を提供してきました。
そして、それに加えて、これまで年数回発行してきた機関紙の別冊を刊行し、実践記録を発表する場として提供することに決めました。微力ながら、『月刊 国語教育』誌が果たしてきた役割の一部でも引き受けようというわけです。
この体制をつくるために、秋から、機関紙別冊の編集は程塚英雄さんにお願いすることになりました。
程塚さんは、すでに、長い期間にわたって、こうした編集をしてきました。その程塚さんの力を得て、充実した実践記録集を年数回出していくつもりです。
私たちの会員になっていただければ、入会金2千円、年会費5千円で、実践報告と実践記録を発表する場を得られ、全国の実践家や研究者と交流することでできます。
この機会に、どうぞ会員になって下さい。
また、積極的に機関紙への投稿をお願いします。
高校作文教育研究会 代表 中井浩一
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さて、その「高校作文教育研究 別冊」をいよいよ発刊することになりました。
「月刊国語教育」(東京法令出版)が休刊となって、発表の場がなくなり、がっかりなさっている先生も多いと思います。
そこで、微力ですが、私たち高校作文教育研究会がその仕事の一部を引き継ぎ、「高校作文教育研究 別冊」を発刊することにしました。当面は,作文教育の実践と研究を中心に発行していく予定です。外見は、薄っぺらで粗末な小冊子になりますが、内容はレベルの高い充実したものにしたいと考えています。皆様の積極的なご参加をお待ちしております。
l サイズ B5版20ページ表組み( B4.を1つ折りにして重ね合わせたもの)
2 原稿は、1行28字、250行(印刷の都合上、250行を超えず、なるべくこれに近づけてください。400字詰原稿用紙にして17・5枚になります。)
3 原稿はワープロ文書で作成し、メールに添付して送っていただくことを希望します。
4 原稿料はありませんが、掲載誌を10部差し上げます。
5 原稿宛先は以下の通りです。
連絡先
〒113-0034 東京都文京区湯島1-9-14
プチモンド御茶ノ水301 鶏鳴学園
電話 03-3818-7405
E-mail:
sogo-m@mx5.nisiq.net
高校作文教育研究会の来年の2月、4月の例会日程と報告者を決めたいと思います。
日程ですが、以下の日曜日を予定しています。
2月5、19、26日
4月8、15、22日
報告することを希望される方は
可能な日程とともに連絡ください。
大修館書店のPR誌『国語教室』秋号が刊行された。
今回は「聞き書き」特集だ。
私は立花隆氏へのインタビューをし、塩野米松氏と対談をした。
他にも、私の関わっている表現指導の研究会の関係者が執筆陣に並んだ。
高校の国語科の先生方には無料で配られるので
是非、読んでみていただきたい。
全国で、これをきっかけに
聞き書きが行われることを
期待している。
高校と無関係の方も
大修館に問い合わせれば
入手できるはずです。
一応定価は320円
高校作文教育研究会10月例会が30日に行われました。
しばらくは、全国の実践家との交流をはかりたいと思っております。
表現指導には、実にさまざまな取り組み方があります。また、高校には多様な学校があり、多様な生徒たちが学んでいます。そうした多様な実態と、その中から生まれている多様な実践、多様な生徒作品。それらと向き合いながら、表現の可能性を広く、深く、考えてみたいと思います。
10月は以下の3つの報告がありました。
報告の内容
(1)ことばで人と人をつなぐ実践 ?俳句・短歌を中心に?
東京 都立保谷高校 菊池 陽子
現任校の前に勤務した3校(17年間)は夜間定時制をはじめとしたいわゆる底辺校・困難校だった。そうした環境の中で生徒も我々教員もプライドをなかなか持てずにいるという実情だった。
ところが、そうした中でも良い生徒たちと出会え、彼ら、彼女らの表現力の豊かさに学ぶところが多々あった。その時期にしかないみずみずしい表現に心打たれることもしばしばであった。
そこで、「前向きに生きようとする生徒の心の叫びを伝えたい。学力では勝ち目のない他校生と同じ土俵で戦わせたい」と、外部コンクール入選を目標に掲げ、様々な取り組みを工夫した。
「表現に偏差値は関係ない」そう確信するに至った実践の一端を、短歌や俳句を中心に、ご紹介したい。
(2)魔法の言葉で、家族に自らの思いを伝えよう!?小説の学習から、家族との手紙文の往還へ
山形県立山形工業高等学校 安孫子 哲郎
今年の三月十一日、東日本は未曾有の大地震に見舞われた。瞬時のうちに津波で流された、2万人の尊い命。さらに、原発問題、風評被害等。大地震の後遺症は、今もまだ暗い影を投げ続けているのだ。こんな時だからこそ、家族のありかたを見つめ直し、家族の絆を深めることが必要なのではないだろうか。
高校二年の一学期後半、家族とのつながりを描いた、重松清の小説「卒業ホームラン」を学習後、その読書感想文を家族に宛てた手紙文の形でまとめ、家族からの返信をもらう取り組みを実施した。その結果を報告したい。
(3)貧困に向き合う
鹿児島県 神村学園高等部看護科非常勤講師 中俣 勝義
最近、中学校国語科の教材として岩波文庫の『銀の匙』を3年間で読み上げ、灘高校を東大合格者のトップに押し上げたという橋本武の『奇跡の教室』を読んだ。そこには徹底した「横道(授業が脱線し、話題が他へそれること)の教育」が貫かれていた。私はそれを読みながら、ああ、私のやっていることもこういうことだったのだと意を強くしたものである。
私の実践は、小林多喜二の『蟹工船』を30時間かけて読み解くというもので、横道でいえば、学生たちが書いたふたコマごとの講義感想を読み合い深める、『蟹工船』の労働者の姿と現代社会のさまざまな問題と重ね合わせる、というささやかなものである。だが、そこから学生たちの苦痛に満ちた『蟹工船』の姿が浮き彫りにされてくる。
今回はそのなかの貧困ゆえに「体を売る」という問題を取り上げたい。なお、事前に拙著『風のらーふる』を読んでいただけるとありがたいです。