アダム・スミス『国富論』の読書会の案内
2月と3月の読書会テキストは、アダム・スミスの『国富論』です。
経済学の創始者スミスは、近代という時代の大きな転換点で、
人間について、人間の社会の公平・公正について、国家について、
徹底的に考え抜いた人です。
大きな人間で、
普通はタブーになっているようなことでも、
あけすけにズバリと言ってのけます。
唸ることがしばしばです。
経済に関心のある人、
現代社会をその基礎の基礎から考えてみたい人にとって、
必須の本だと思います。
参加してみませんか。
テキストの全部が読めなくても、参加して聞いているだけでもいいと思います。
希望者は連絡ください。
日時は
2月22日午後5時から7時まで 読書会
3月22日午後5時から7時まで 読書会
テキストは岩波文庫版ではなく、中公文庫版(?、?、?の3冊)で読みます。訳文の点と共同研究が背景にある点で、そうします。
2月は
『国富論』の第2編(文庫?)、第4編(文庫?)を通読します。
3月は
『国富論』の第3編(文庫?)、第5編(文庫?)を通読します。
昨年12月は
『国富論』の第1編を通読しました。
スミスが、予想外に、または予想通りに
大きな存在であることが確認できたので
2回ではなく、3回に分けて
少し丁寧に読みたいと考えました。
2月の
『国富論』の第2編、第4編について
第2編は経済の本質論です。
ここはじっくり読む必要があります。
第4編は経済学史であり、
スミスの時代の世界経済の現代史であり、
スミスの経済学上の立場がはっきり示されるはずです。
小見出しだけは通読し、
面白いと思ったところを読んでみてください。
3月の
『国富論』の第3編、第5編について
第3編は都市と農村の関係論、また歴史的な都市論です。
第5編が、スミスの近代国家論(経済学から見た)です。
これらの読み方はまた説明しますが
小見出しだけを通読しておくことです。
なお、小見出しだけを通読するのには
文庫?の「小見出し一覧」を読むのが便利です。