6月 21

ヘーゲルゼミ(月曜日午後7時半より2時間ほど)と読書会(日曜日午後2時から2時間から3時間ほど)のテキストの変更、範囲の変更の連絡です。

ヘーゲルゼミと読書会で
ヘーゲルの『精神哲学』を読んでいるのですが、
19日には6節から10節までを岩波文庫で読んでみました。

それを長谷川宏訳『精神哲学』(作品社)に切り替えます。

ヘーゲルゼミで船山訳を読んでみて、
いくらなんでもひどすぎる、と思いました。

翻訳での合格ラインが60点として
船山訳は30点にも達しないと思います。

語句をドイツ語から日本語にするだけ
大きな文脈がまるで読めていない

などです。

そこで急な変更ですいませんが、長谷川宏訳で読むことに決めました。
これなら60点を超えます。

アマゾンの中古で
郵送代を込めて3千円ほどで購入できます。
近くの図書館にあればそれで読んでもらっても構いません。

この変更に伴って
25日の読書会では
予定を変えて、6節から10節までを長谷川訳で読みます。
19日のヘーゲルゼミの範囲で、岩波文庫版で読んだのですが、再読します。

重要な個所ですから
繰り返して読むことで理解が深まると思います。

読書会参加希望者で、
長谷川訳が入手できない人は連絡ください。

————————————————
参加希望者は申し込みをしてください。

ただし、参加には条件があります。

参加費は1回2000円です。

6月 05

6月のヘーゲルゼミ(月曜日午後7時半より2時間ほど)と読書会(日曜日午後2時から2時間から3時間ほど)の案内をします。

今、ヘーゲルの「発展」とは何かを、初歩の初歩から考えています。

そのうえで、人間とは何かという最大の問題を、地球の発展過程、生命が生まれ、植物、動物が生まれ、ついに人間が生まれたという過程から、発展的に考えます。

5月22日のヘーゲルゼミでは、ヘーゲルの発展観の基本から、ある対象の「生成史」と「展開史」の関係を学びましたが、人間の「生成史」と「展開史」の両面を考えることになります。

私は、人間と動物の違いを、発展過程の中から考えたいのです。
人間だけが自我を持ち、自己意識を持ち、思考が可能になりました。
それにはどういう意味があるのでしょうか。

テキストは『精神哲学』(岩波文庫の上巻)を使用します。
アマゾンの中古で500円から1千円で購入できます。

関心のある人は、ぜひ参加してみてください。

1 6月19日(月曜日)のヘーゲルゼミ 午後7時半からオンラインで実施

『精神哲学』(岩波文庫の上巻)「序論」6節から10節まで
本文と注釈を中心に、「補遺」も可能な人は読んでください。
8節と10節が特に重要です。

2 6月25日(日曜日)の読書会 午後2時から3時間ほどオンラインで実施

『精神哲学』(岩波文庫の上巻)第1編「主観的精神」の
「A 人間学」
つまり岩波文庫の上巻全部です。

本文と注釈を中心に読んでください。
「補遺」は自分の関心がない部分は飛ばしてください。

————————————————
参加希望者は今からスケジュールに入れておいてください。また、早めに申し込みをしてください。

ただし、参加には条件があります。

参加費は1回2000円です。

5月 16

ヘーゲルゼミ(月曜日午後7時半より2時間ほど)と読書会(日曜日午後2時から2時間から3時間ほど)の案内をします。

今、ヘーゲルの「発展」とは何かを、初歩の初歩から考えています。
関心のある人は、ぜひ参加してみてください。

1 5月22日のヘーゲルゼミ
 ヘーゲルの発展観の基本から、ある対象の「生成史」と「展開史」の関係が問題になります。それを考えながら、ヘーゲルの「発展観」に迫りたいと思います。

(1)牧野紀之の「恋人たちの会話」(『生活のなかの哲学』に収録)を読む。
(2)メルマガ107号のなかの以下を読む。
  2.「概念の生成史」と「概念の展開史」(ヘーゲル『精神現象学』序論から)
  3.注解
  4.牧野紀之氏の「恋人の会話」を読む

参加希望者にはテキストをお送りします。

2 5月28日の読書会 
『歴史における理性』の「序論」の一部
人類の歴史過程とは、理性、真理、自由が実現してきた過程なのだ、とヘーゲルは言います。
その「序論」から、
私たち人類が、地球の発展過程、生命が生まれ、植物、動物が生まれ、ついに人間が生まれた意味を考えている箇所を読みます。

テキストは中井の訳注を使用します。参加希望者にはテキストをお送りします。

3 6月5日のヘーゲルゼミ 
『精神哲学』第5節を読みます。
『精神哲学』とは、私たち人間とは何かをテーマとしています。
その「序論」部分を今読んでいるのですが、
5節では
私たち人類が、地球の発展過程、生命が生まれ、植物、動物が生まれ、ついに人間が生まれた意味を考えます。

5月28日の読書会の『歴史における理性』の範囲と重なるところも多いです。
その比較も考えたいと思います。

テキストは中井の訳注を使用します。参加希望者にはテキストをお送りします。

————————————————
参加希望者は今からスケジュールに入れておいてください。また、早めに申し込みをしてください。

ただし、参加には条件があります。

参加費は1回2000円です。

4月 17

ヘーゲルゼミを再開します

5月1日からヘーゲルゼミを再開します。
隔週月曜日の午後7時半から2,3時間の予定です。
ただし、5月は1日、8日、22日に行います。以降は隔週予定。

1 テキスト
ヘーゲルの『精神哲学』の序論と第1編主観的精神を読みます。
『精神現象学』の前半も確認する予定です。

2 目的
感覚、意識、自己意識の展開、動物と人間はどこが違うのか、「個人」とは何なのか。
これを確認するのが目的です。

3 原則翻訳で読みますが
問題の個所はドイツ語に当たります。
ただし、ドイツ語ができない人も参加できるようにします。

4 準備として
ヘーゲルの『精神哲学』の原書(ズールカンプ社版全集10巻)と
岩波の文庫上下は購入してください。
アマゾンの中古で1冊200円ほどです。

『精神現象学』の原書(ズールカンプ社版全集3巻)も購入してください。
翻訳は今は不要です。

5 参加希望者は今からスケジュールに入れておいてください。また、早めに申し込みをしてください。

ただし、参加には条件があります。

参加費は1回2000円です。

12月 16

毎週月曜日には、ヘーゲルの原書購読をしています。
『哲学史講義』のギリシャ哲学の範囲から「序論」を読み、
次にソフイストとソクラテスのところを読む予定です。
今は冬休み中で1月以降に再開します。
再開の日時などが決まり次第、このメルマガで連絡します。