6月 09

6月と7月の読書会のテキストが決まりました。

6月、7月は、ヘーゲル哲学、ヘーゲル論理学の基礎の基礎を学習します。

それは『小論理学』冒頭のエンチクロペディーへの「序論」と論理学の「予備概念」です。

遠距離の方や多忙な方のために、ウェブでの参加も可能にしました。
申し込み時点でウェブ参加の希望を伝えてください。

ただし、参加には条件があります。

参加費は1回2000円です。

(1)6月26日(日)午後2時より

6月は「予備概念」から
客観に対する思想の第1の態度、第2の態度、第3の態度を読みます。
第2の中にカント批判が入っています。

テキストは『小論理学』岩波文庫の上巻 第26節から第78節
ページ数では、134ページ?239ページまで、約110ページほどです。

難しいですから、まずは全体をざっと読んでください。
カント批判の個所は、丁寧に読んでみてください。

そしてこの3つの態度の中で、自分の態度はどれに近いかを考えてみてください。

(2)7月24日(日)午後2時より

7月は
『小論理学』岩波文庫の上巻 
冒頭のエンチクロペディーへの「序論」と
論理学の「予備概念」の残りを範囲とする予定です。

4月 23

4月以降のゼミの日程についてはすでに連絡しました。

今回は、5月読書会のテキストをお知らせします。

ゼミの日程を再度以下に出しておきます。

参加希望者は早めに(読書会は1週間前まで、文章ゼミは2週間前まで)申し込みをしてください。

遠距離の方や多忙な方のために、ウェブでの参加も可能にしました。申し込み時点でウェブ参加の希望を伝えてください。現在ウェブでの参加者は3人います。

ただし、参加には条件があります。

参加費は1回2000円です。

1.5月以降のゼミの日程

基本的に、文章ゼミと「現実と闘う時間」は開始を午後5時、
読書会と「現実と闘う時間」は開始を午後2時とします。
ただし、変更があり得ますから、確認をしてください。

なお、「現実と闘う時間」は、参加者の現状報告と意見交換を行うものです。

2016年
5月の集中ゼミ(5月7日、8日)

5月28日(土)読書会と「現実と闘う時間」

6月11日(土)文章ゼミと「現実と闘う時間」
  26日(日)読書会と「現実と闘う時間」

7月9日(土)文章ゼミと「現実と闘う時間」
  24日(日)読書会と「現実と闘う時間」

8月に合宿(8月18日から21日)

                                        

2.5月の読書会テキスト

テキストは
ヘルマン・ヘッセ『デミアン』です。
高橋健二訳(新潮文庫)で読みます。岩波文庫ではないので間違えないように。

20世紀始めの頃、ドイツの青年シンクレールが友人デミアンに導かれて魂の遍歴をする「成長物語」(ビルドゥングス・ロマン)です。
最後は第1次世界大戦の中、ヨーロッパが崩壊していき、デミアンもその中で死んでいきます。
シンクレールが、そこからの自分とヨーロッパの再生を確信するところで、物語は終わります。

この本は、私が思春期で苦しかった時、私を支えてくれた本です。
私は、10代の激しい反抗期の中、周囲になじめず孤立していました。
周囲や世間をバカにし嫌悪していましたが、何よりもそういう私自身を持てあましていました。
自分の毒で自家中毒を起こしていたと思います。

デミアンはそんな私をそのままに肯定してくれました。
いや、ただ肯定するだけではなく、その道をさらに先に進むこと、その果てまで突き進むように強く求めるのでした。

「私はただ、私自身の中から外へと現れ出ようとするものを、生きようとしたに過ぎない。
それがなぜあれほど困難だったのだろうか」
は当時の私の目標、救いでした。

それは今でも、私の根底をなしていると思います。
その後20代では反文化(カウンターカルチャー)の運動、共同体運動、エコロジー運動、身体性の運動、瞑想などの運動と関わりました。
その決定的な挫折があり、それらの運動の限界と自分への絶望を経て、30歳を前にしてヘーゲル哲学の学習を決意し、
その後ヘーゲルやマルクスを学ぶことで自分を作り直す作業を経て、今日に至っています。

今、この本を読みなおし、それを現在の立場から検討したいと思います。

また、昨年の秋から聖書の学習会を行ってきましたが、そうした関心の発端も、この本にあります。
それは旧約のカインとアベルの物語の新たな解釈で、カインの印の意味、カインの再評価です。
デミアンはこう語ります。
「カインとその一族は、才知と大胆さを持ち、周囲の人々はそこに不気味さを感じて恐れていた。
そして彼らが受けた恐怖への復讐として、カインとその一族に兄殺しという罪を着せ、『印がある』とした」。
それはシンクレールの魂という泉に投じられた一石となり、それが波紋を広げていきます。

当時、スタインベックの『エデンの東』やドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』にものめり込みましたが、
すべては同じ関心でした。人間の「悪」をどうとらえるのか。

旧約と新約の読書会も終わるところで、それらも再考しておきたいのです。

4月 11

先に、5月と6月の読書会では
『アウグスティヌス講話』山田晶著 (講談社学術文庫)を
5月と6月の2回に分けて読むとお伝えしました。

すいませんが、変更させていただきます。

このテキストは取り上げますが、秋に回します。

5月から夏までは、
アダム・スミスの『国富論』中公文庫、
ヘーゲルの『法の哲学』(中公クラシックス)、
マルクスの唯物史観(『経済学批判』の序言)、
労働過程論(『資本論』の第1部第3編第5章の第1節)の読み直しと、
これらについてこのメルマガに発表してきた拙稿の検討をします。

その予定は決まり次第、連絡します。

5月の連休明けからはドイツ語でヘーゲルやマルクスを読むことも再開します。

遠距離の方や多忙な方のために、ウェブでの参加を可能にしました。申し込み時点でウェブ参加の希望を伝えてください。

ただし、参加には条件があります。

今回は、まず5月の集中ゼミの案内をします。

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5月の集中ゼミ

(1)日時と場所

5月8日 午前10時から正午、午後1時より午後5時まで。
東京の鶏鳴学園にて

午前だけ、
午後だけでも参加可能。

(2)料金
午前だけで2千円
通し参加で5千円

(3)テキスト

マルクス『経済学批判』の序言や
マルクスの唯物史観についてまとめた文献などを読みます。
また、私の2つの論考(鶏鳴会通信152号に掲載)
 1.ヘーゲル哲学は本当に「観念論」だろうか
   マルクスのヘーゲル哲学を観念論とする批判を批判しました。
 2.人はいかにして自立できるか ?マルクスの「思想的履歴書」─
も読みます。

詳しいことは問い合わせてください。

3月 29

4月以降のゼミの日程についてはすでに連絡しましたが、
5月には集中ゼミ(5月7日、8日)をおこなうので、
5月14日(土)に予定していた文章ゼミと「現実と闘う時間」は中止にします。

また4月読書会のテキストが決まりました。

ゼミの日程を、再度以下に出しておきます。
参加希望者は今からスケジュールに入れておいてください。
また、早めに(読書会は1週間前まで、文章ゼミは2週間前まで)申し込みをしてください。

遠距離の方や多忙な方のために、ウェブでの参加も可能にしました。申し込み時点でウェブ参加の希望を伝えてください。現在ウェブでの参加者は3人います。

ただし、参加には条件があります。

参加費は1回2000円です。

1.4月以降のゼミの日程

基本的に、文章ゼミと「現実と闘う時間」は開始を午後5時、
読書会と「現実と闘う時間」は開始を午後2時とします。
ただし、変更があり得ますから、確認をしてください。

なお、「現実と闘う時間」は、参加者の現状報告と意見交換を行うものです。

2016年
4月9日(土)文章ゼミと「現実と闘う時間」
  24日(日)読書会と「現実と闘う時間」

5月の集中ゼミ(5月7日、8日)

5月28日(土)読書会と「現実と闘う時間」

6月11日(土)文章ゼミと「現実と闘う時間」
  26日(日)読書会と「現実と闘う時間」

7月9日(土)文章ゼミと「現実と闘う時間」
  24日(日)読書会と「現実と闘う時間」

8月に合宿(8月18日から21日)

                                        

2.4月の読書会テキスト

昨年秋から行ってきた聖書の読書会のまとめをします。

テキストは
(1)『新約聖書』(日本聖書協会 新共同訳)の「パウロ書簡」から「ロ?マ人の信徒への手紙」「コリントの信徒への手紙 1」と
(2)『ふしぎなキリスト教』橋爪 大三郎、大澤 真幸(講談社現代新書)です。

『新約聖書』(日本聖書協会 新共同訳)の「パウロ書簡」は、キリスト教そのものです。その「ロ?マ人の信徒への手紙」「コリントの信徒への手紙 1」は3月の読書会でも取り上げましたが、再度、丁寧に検討したいと思います。
特に「ロ?マ人の信徒への手紙」の2章、3章、7章と、「コリントの信徒への手紙 1」の13章を読んで考えてください。

『ふしぎなキリスト教』は、まとめに良い本です。
基本的なこと(普通は大前提で問われることがない)へのたくさんの突っ込みがあり、
論点が多く出されています。
その論点は、旧約と新約聖書についてよく考え、整理した上で出しているので、それ自体から学ぶことが多いです。
これらの論点に対して、自分の考えを出すことで、まとめにしたいと思います。

2月 27

梅が咲き、早桜も咲き、春が近づいてきました。

4月から8月のゼミの日程が決まりましたから、それをお知らせします。

参加希望者は今からスケジュールに入れておいてください。
また、早めに(読書会は1週間前まで、文章ゼミは2週間前まで)申し込みをしてください。

遠距離の方や多忙な方のために、ウェブでの参加も可能にしました。
申し込み時点でウェブ参加の希望を伝えてください。

ただし、参加には条件があります。

参加費は1回2000円です。

読書会テキストは決まり次第、連絡します。

1.4月以降のゼミの日程

基本的に、文章ゼミと「現実と闘う時間」は開始を午後5時、
読書会と「現実と闘う時間」は開始を午後2時とします。
ただし、変更があり得ますから、確認をしてください。

なお、「現実と闘う時間」は、参加者の現状報告と意見交換を行うものです。

2016年
4月9日(土)文章ゼミと「現実と闘う時間」
  24日(日)読書会と「現実と闘う時間」

5月の連休中に集中ゼミを予定(4月29日、30日か、5月7日、8日)
希望者は前もって連絡ください。

5月14日(土)文章ゼミと「現実と闘う時間」
  28日(土)読書会と「現実と闘う時間」

6月11日(土)文章ゼミと「現実と闘う時間」
  26日(日)読書会と「現実と闘う時間」

7月9日(土)文章ゼミと「現実と闘う時間」
  24日(日)読書会と「現実と闘う時間」

8月に合宿(8月18日から21日)