6月 05
6月のヘーゲルゼミ(月曜日午後7時半より2時間ほど)と読書会(日曜日午後2時から2時間から3時間ほど)の案内をします。
今、ヘーゲルの「発展」とは何かを、初歩の初歩から考えています。
そのうえで、人間とは何かという最大の問題を、地球の発展過程、生命が生まれ、植物、動物が生まれ、ついに人間が生まれたという過程から、発展的に考えます。
5月22日のヘーゲルゼミでは、ヘーゲルの発展観の基本から、ある対象の「生成史」と「展開史」の関係を学びましたが、人間の「生成史」と「展開史」の両面を考えることになります。
私は、人間と動物の違いを、発展過程の中から考えたいのです。
人間だけが自我を持ち、自己意識を持ち、思考が可能になりました。
それにはどういう意味があるのでしょうか。
テキストは『精神哲学』(岩波文庫の上巻)を使用します。
アマゾンの中古で500円から1千円で購入できます。
関心のある人は、ぜひ参加してみてください。
1 6月19日(月曜日)のヘーゲルゼミ 午後7時半からオンラインで実施
『精神哲学』(岩波文庫の上巻)「序論」6節から10節まで
本文と注釈を中心に、「補遺」も可能な人は読んでください。
8節と10節が特に重要です。
2 6月25日(日曜日)の読書会 午後2時から3時間ほどオンラインで実施
『精神哲学』(岩波文庫の上巻)第1編「主観的精神」の
「A 人間学」
つまり岩波文庫の上巻全部です。
本文と注釈を中心に読んでください。
「補遺」は自分の関心がない部分は飛ばしてください。
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参加希望者は今からスケジュールに入れておいてください。また、早めに申し込みをしてください。
ただし、参加には条件があります。
参加費は1回2000円です。
5月 16
ヘーゲルゼミ(月曜日午後7時半より2時間ほど)と読書会(日曜日午後2時から2時間から3時間ほど)の案内をします。
今、ヘーゲルの「発展」とは何かを、初歩の初歩から考えています。
関心のある人は、ぜひ参加してみてください。
1 5月22日のヘーゲルゼミ
ヘーゲルの発展観の基本から、ある対象の「生成史」と「展開史」の関係が問題になります。それを考えながら、ヘーゲルの「発展観」に迫りたいと思います。
(1)牧野紀之の「恋人たちの会話」(『生活のなかの哲学』に収録)を読む。
(2)メルマガ107号のなかの以下を読む。
2.「概念の生成史」と「概念の展開史」(ヘーゲル『精神現象学』序論から)
3.注解
4.牧野紀之氏の「恋人の会話」を読む
参加希望者にはテキストをお送りします。
2 5月28日の読書会
『歴史における理性』の「序論」の一部
人類の歴史過程とは、理性、真理、自由が実現してきた過程なのだ、とヘーゲルは言います。
その「序論」から、
私たち人類が、地球の発展過程、生命が生まれ、植物、動物が生まれ、ついに人間が生まれた意味を考えている箇所を読みます。
テキストは中井の訳注を使用します。参加希望者にはテキストをお送りします。
3 6月5日のヘーゲルゼミ
『精神哲学』第5節を読みます。
『精神哲学』とは、私たち人間とは何かをテーマとしています。
その「序論」部分を今読んでいるのですが、
5節では
私たち人類が、地球の発展過程、生命が生まれ、植物、動物が生まれ、ついに人間が生まれた意味を考えます。
5月28日の読書会の『歴史における理性』の範囲と重なるところも多いです。
その比較も考えたいと思います。
テキストは中井の訳注を使用します。参加希望者にはテキストをお送りします。
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参加希望者は今からスケジュールに入れておいてください。また、早めに申し込みをしてください。
ただし、参加には条件があります。
参加費は1回2000円です。
3月 23
4月以降のゼミ日程と4月の読書会テキストを案内します。
4月の読書会テキストは、ヘーゲル『歴史哲学講義』(岩波文庫上巻)から「序論」です。
3月の読書会では
ヘーゲルの『哲学史講義』の序論を読みましたが、それを踏まえて、さらに人類の歴史そのものに踏み込みましょう。
ヘーゲルは、歴史とは理性の実現過程であると言います。
それは「理性の策略」であると。
ヘーゲルの人類と歴史過程についての主張を検討したいと思います。
序論の全部ではなく
ABCを読みます。
DEは読みません。
全部で文庫版130ページほどです。
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4月以降の中井ゼミの日程が決まりました。
すべてオンラインで実施します。
いずれも日曜日で、午後2時開始予定です。
ただし、変更があり得ますから、確認をしてください。
月の前半は、文章ゼミ+「現実と闘う時間」を行い、
月の後半では、読書会+「現実と闘う時間」を行う予定です。
「現実と闘う時間」は、参加者の現状報告と意見交換を行うものです。
参加希望者は今からスケジュールに入れておいてください。また、早めに申し込みをしてください。
ただし、参加には条件があります。
参加費は1回2000円です。
4月
16日
23日
5月
14日
28日
6月
11日
25日
7月
9日
23日
3月 06
今月3月19日(日曜)の読書会のテキストを決めました。
ヘーゲル『哲学史講義』長谷川宏訳 河出文庫の第1巻から「序論」を読みます。
昨年にも読んだのですが、再度、読みたいのです。
このテキスト「序論」は、ヘーゲルの「発展観」、哲学とは何か、哲学史とは何かが、が示されています。
マルクスが『経済学批判』の序説で「経済学の方法」を書く際に、これを下敷きにしていただろうと思います。歴史と論理、変革の時代の哲学の役割は何か、個人や哲学が時代を超えるとはどういうことか。ほとんどすべての論点で2人は重なり、マルクスはそこに「唯物史観」を入れたのです。
マルクスの理解には大きな問題があるのですが、そもそもマルクスが前提としたヘーゲルにすでに大きな問題があったのではないかと思います。
それを考えてみたいと思います。
序論全体から以下を読みます。全体で60ページほどです。
序論の序論 27?34ページ
A
序 35?38ページ
二 49?61ページ
三 61?86ページ
B
序 87ページ
一 88?93ページ
三
a138?141ページ
c145?147ページ
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ゼミの内容
3月19日日曜 オンラインで午後2時開始です。
参加費は2000円です。
参加希望者は早めに連絡ください。
ただし、参加には条件があります。
2月 09
今月2月19日の読書会のテキストを決めました。
私の『現代に生きるマルクス』から、今考えていることに関連する箇所を読んで、問題を確認します。
昨年は、ヘーゲルが『法の哲学』の序論で問題にする、「時代を超える」「超えない」の議論と、プラトンがその『国家』で古代ギリシャから近代にまで時代を超えたとの主張をどう理解するのかを考えました。
それをまとめるにあたって、中井の前著である『現代に生きるマルクス』の不十分だった点を考えています。その欠陥を埋めていくことをしっかりと考えたいのです。
『現代に生きるマルクス』の読む箇所
?章
2の(1)
3の(5)
?章
3の(4)
4の(1)
5の(3)
8(3)
?
2
以上です。
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ゼミの内容
2月19日日曜 オンラインで午後2時開始です。
参加費は2000円です。
参加希望者は早めに連絡ください。
ただし、参加には条件があります。