7月 09

松田道雄著『新しい家庭像を求めて』の読書会の報告 その2

6月21日(日)に、鶏鳴学園にて、松田道雄著『新しい家庭像を求めて』(筑摩書房 1979/12)の読書会を行いました。

この読書会の報告を3日にわたって掲載します。

本日は、以下の「4.塾の保護者、生徒の感想」です。

 ■ 目次 ■

1.テキストと著者
2.本書の読み方
3.「忠君愛国」に取り込まれた「家内安全」 (中井の感想)
4.塾の保護者、生徒の感想
5.卒塾生とゼミ生の感想
(1)T君(大学1年生)
(2)加山 明
(3)畑間 香織
(4)掛 泰輔
(5)田中 由美子
6.おまけ

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4.塾の保護者、生徒の感想

(1)高3女子の母

 働きながら、家庭をしっかりと守っている女性が増えていますので、
家の中のことしか出来ない自分に対して、複雑な思いと、
誰よりも子供達や主人に愛情を持って行動しているのではないかという主婦としての誇りが入り交じって居りました。
 主婦の自立や生きがいを考えた時に、あまり子供と一体化し過ぎず、
しかし、子供を幸せに導くことは、バランス感覚が必要なことであると思います。
 自分のことより家庭を優先し過ぎないよう、
自分自身の自由や老後を考える良いチャンスとなりました。

(2)高3女子の母
 日々、子育てに関しては自問自答しながら真剣に取り組んできたつもりですが、
それは自分の楽しみでもあり、確実に母子一体化してきたと自覚しております。
 自分自身が、自立して自分らしく、できれば社会貢献できる道というのは、
漠然と以前から考えてきたことですが、改めて真剣に考えなければいけないと思いました。
 この20年ほど、専業主婦をしてきて、
今はまた外に出て社会貢献をしたいという思いも強いのですが、
本当に意味のあることを選び取っていきたいと思います。

(3)中1女子の母
 この本を読み、改めてこれから自分がどうしていったらいいのかを考えるきっかけとなった。
 自由であるから迷っているし、正解がないので、今選んでいることも正解かもしれないし、間違っているかもしれない。
これからもずっと、どう生きていくのかを考え続けることになると思う。
 ふだん、なかなか他の世代の人の意見を聞く機会がないので、読書会を開いていただき、うれしく思います。

(4)中1男子の母
 文明がどんどん発達して、便利になって来た現代において、
昔のような三世代同居に逆戻りすることは、そう簡単ではない、
むしろ不可能だと思います。
その中で、介護の問題や、独居老人の問題などをどう解決するのかは、非常に難しい問題で、
なかなか答えが見つかりません。
 ただ、これから長い人生を生きていく上で、
一人一人が意識を持って生きていくこと、考えていくことで、
何らかの答えが出てくるのではないでしょうか。

(5)高3女子
 女性の自立について考えていて、お金を稼ぐことが必ずしも自立ではない、
指示されたままでは女性の立場は低いままだ、という新しい視点が持てた。
 p71に、民主主義になるほどかえって女のよわさがでてくる、とあるが、
何故民主主義だと女のよわさがでてくるのだろう。ここをもっと本を読んで、考えていきたい。

(6)中1男子 
 この本自体、難しくて半分ぐらいしかわからなかった。
 この本では、江戸時代から終戦までの変化をくわしく書いていたので、
自分が大人になってからもう一度読んでみたいと思う。
 あと、初めて知ったこともあり、とても参考になった。

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